現在、ストアイベントを増やすなどの
「リアルでの体験」をフックとした集客プランを
実施いただいておりますが、御社の特徴であり、強みでもある
「試聴」についてのご提案をさせていただきます。
おそらく「試聴ができるから」というモチベーションは
ユーザーの来店理由の上位に来るかと思いますので、試聴環境を
整えることが集客の施策として有効であると考えております。
価格やユーザーのレビュー、ネットの利便性、在庫ではamazonには
絶対敵わないのは明らかですので、イベント強化をされているかと
思いますが、「試聴」はamazonに対して優位に戦える重要なフィールドです。
試聴に関しては現段階ではamazonにおいても
著作権やサーバーの都合なのか数十秒しか聴けないようになってますし、
試聴出来ない作品も多数あります。
そもそもオンラインで全編聴けてしまったら買う理由がなくなってしまうので
amazonでは全編試聴は強化できないかもしれません。
物理的な対応として、ただ単純に試聴機を増やすのは
スペースの限界はすぐに出てきますし、メンテナンスの手間を
考えると実現性は低いと思いますので、
タワーレコードの店舗からだけアクセスできるクラウド環境を用意して、
出来る限りの全てのCDが試聴できるようにしてみてはいかがでしょうか?
「タワレコに行けば、ほぼ何でも、アルバム全編試聴ができるからお店に行こう」
と思わせることで、
ユーザーに対して「新しい音楽との出会いを提供する」という
音楽小売業としての使命と喜びを果たすとともに、
ユーザーに購入を検討させる機会を創り出すことになりますので、
店舗の売上拡大も期待できます。
また、居心地という観点も非常に大切です。
立ちっぱなしだと疲れる、ヘッドホンが汚い、混んでる(せまい)などの
阻害要因も取り除かなければなりませんので
試聴できる専用のカフェのようなスペースを広めに用意していただけないでしょうか?
(新宿店の1フロアの半分がそういう試聴フロアになるイメージです)
カフェのようにきれいで、一人でもカップルや友達同士でも座れる席が
たくさんあり、カバンをおけるスペース、携帯の充電もできる電源や
音楽ガイドが自由に閲覧可能になっている・・・。
各ジャンルの詳しい店員がいて、相談すればコンシェルジュのように
新旧のおすすめをその場でレコメンドしてくれたり、試聴していいと思ったら
店員がその場に商品を持ってきてくれて、そのまま会計できたり、
その場でオンラインで購入できるようになってたり・・・。
・・・なんて妄想するだけでそんな店に行きたくなりました。
この「試聴」もイベントなどと同じように、店舗じゃないと
「体験」できないコンテンツとして強化してみてはいかがでしょうか?
という提案を妄想してみました。