2013-12-15

タワーレコード御中:集客プランのご提案


現在、ストアイベントを増やすなどの
「リアルでの体験」をフックとした集客プランを
実施いただいておりますが、御社の特徴であり、強みでもある
「試聴」についてのご提案をさせていただきます。

おそらく「試聴ができるから」というモチベーションは
ユーザーの来店理由の上位に来るかと思いますので、試聴環境を
整えることが集客の施策として有効であると考えております。


価格やユーザーのレビュー、ネットの利便性、在庫ではamazonには
絶対敵わないのは明らかですので、イベント強化をされているかと
思いますが、「試聴」はamazonに対して優位に戦える重要なフィールドです。

試聴に関しては現段階ではamazonにおいても
著作権やサーバーの都合なのか数十秒しか聴けないようになってますし、
試聴出来ない作品も多数あります。

そもそもオンラインで全編聴けてしまったら買う理由がなくなってしまうので
amazonでは全編試聴は強化できないかもしれません。


物理的な対応として、ただ単純に試聴機を増やすのは
スペースの限界はすぐに出てきますし、メンテナンスの手間を
考えると実現性は低いと思いますので、

タワーレコードの店舗からだけアクセスできるクラウド環境を用意して、
出来る限りの全てのCDが試聴できるようにしてみてはいかがでしょうか?


「タワレコに行けば、ほぼ何でも、アルバム全編試聴ができるからお店に行こう」
と思わせることで、

ユーザーに対して「新しい音楽との出会いを提供する」という
音楽小売業としての使命と喜びを果たすとともに、
ユーザーに購入を検討させる機会を創り出すことになりますので、
店舗の売上拡大も期待できます。

また、居心地という観点も非常に大切です。

立ちっぱなしだと疲れる、ヘッドホンが汚い、混んでる(せまい)などの
阻害要因も取り除かなければなりませんので
試聴できる専用のカフェのようなスペースを広めに用意していただけないでしょうか?
(新宿店の1フロアの半分がそういう試聴フロアになるイメージです)

カフェのようにきれいで、一人でもカップルや友達同士でも座れる席が
たくさんあり、カバンをおけるスペース、携帯の充電もできる電源や
音楽ガイドが自由に閲覧可能になっている・・・。

各ジャンルの詳しい店員がいて、相談すればコンシェルジュのように
新旧のおすすめをその場でレコメンドしてくれたり、試聴していいと思ったら
店員がその場に商品を持ってきてくれて、そのまま会計できたり、
その場でオンラインで購入できるようになってたり・・・。



・・・なんて妄想するだけでそんな店に行きたくなりました。

この「試聴」もイベントなどと同じように、店舗じゃないと
「体験」できないコンテンツとして強化してみてはいかがでしょうか?

という提案を妄想してみました。

2013-12-14

ディスクユニオンのイベントスペース「dues」が出来たみたい


ちょっと前に渋谷や新宿のタワーレコードがリニューアルをして
CDが売れない時代にお客さんに来店してもらうために
「その場に来ないと体験できない」ストアイベント環境を強化している。

ついにディスクユニオンもイベントスペース「dues(デュース)」をオープンした。
きっとDisc Union Event Spaceの頭文字でdues(デュース)なんでしょうね。


タワーよりももっとコアなイベントが期待できそうですね。
アイデア次第では結構面白いイベントができると思います。

単純にアイドルやインディーのバンドとかだけだと、
一部のお客さんしか集められないですから。

各ジャンルのマニアックなお客さんを集めるためには
それぞれのジャンルでのイベントが必要だと思いますが
逆にそれを出来るのがユニオンの強みですので、今後に期待したいです。

アイデアを考えるだけで面白そうですね。
企画会議があったら協力したいw


ディスクユニオンのイベントスペース「dues(デュース)」
http://dues-shinjuku.diskunion.net/

新宿区新宿3-28-4 新宿三峰ビル4F

2013-12-01

ハナエの十戒クイズを聴いて


まずバンド相対性理論との出会いから。
新宿のユニオン店内で「夏の黄金比」が流れていて
スミスのThis Charming Manを思い出しながら
違和感を感じたのが最初だったと思う。
安易なだけだとつまらないから、大きくひねりを入れたんだろうな~とか
邪推しながら聴いたもののインパクトは十分でした。

その後、「ハイファイ新書」が出た頃に会社の友人から相対性理論のCDを借りて
バンドブームの頃の曲調に郷愁を感じながら繰り返し聴いてるうちに
はまってしまい、自分でもCDを買うようになった、と。

3枚目の「シンクロニシティーン」はいまいち。
兄と車に乗っているときにカーステで流して反応を見ると、
「なんか懐かしい感じだな」という感想。ふむふむ素直な反応だ。。

ただ、流しているうちに「気持ち悪いから他のCDに変えて」というリクエストが。(笑
気持ち悪く感じるのは理解できたので、別のCDに変えてあげた。

そうこうしているうちに、作曲の中心メンバーだった真部脩一と
ドラムの西浦謙助が脱退して、他のアーティストのプロデュースを
手がけるようになり、「タルトタタン」とかいうアイドルみたいな
二人組みの女性ユニットのCDが出ていたので、YouTubeで試聴したところ、
相対性理論とほぼ同じ曲調、雰囲気。

真部脩一の曲は、やくしまるえつこのヴォーカルに頼らず
通用する曲だということを認識させれらました。

ちなみにヴォーカルなしでバックトラックをじっくり聴けるので
インストdisc付きの初回盤を買いました。
さらにその後、ライブ盤が出て、ベースがサニーデイの田中貴で
ギターが元ナンバーガールの田渕ひさこだったりで、そのプレイも楽しめました。

それにしてもタルトタタンのジャケットは、狙いすぎですね。。。

ということで、真部脩一の曲だったら聴こうということで
なんかの記事でプロデュースしていると知ったハナエの
「神様はじめました」をYouTubeで見てアルバムの発売を
楽しみに待っていたわけです。

このハナエという女性は一応シンガーソングライターとしてデビューしたらしく、
シングルでも出ていた自作曲も耳にしてみましたが、
まあこの年齢が作る曲としては想像通りという感じでした。。。

今回がファーストアルバムということで、その辺のシングルで出した
自作曲2曲がアルバムに収録されてアルバムのクオリティが
落ちるのを懸念してましたが、無事に真部脩一の曲だけで
統一されたアルバムとなり安心して買うことができました(笑

これまでの真部脩一の曲を歌うヴォーカルの中では
素人感が薄く、プロのヴォーカルとしての表現力があって
これならうちの兄の車で流しても最後まで聞かせてもらえるはず。

ルックスもミュージックステーションに早く出してあげたいくらいの
モデル級のキュートさなので、これまでの歌い手とは全然違いますね。

ファッションへの憧れなど、10代の若い女の子の支持が多そうですが、
このアルバムとヴォーカルは、音楽ファンでも十分楽しめると思います。





アルバムは32分という短さが驚きですが、これくらいの長さが現代に合っているし、
冒頭にアルバムのハイライトでもある「神様はじめました」を配置することで、
繰り返し聞かせてしまう効果もあっていいアルバムだと思います。

シングル曲以外はやっつけ感のある曲もありますが、
そのシングル4曲が土台を作っているのでアルバムとしては強いですね。

ハナエが今後どんな風なアーティストに成長していくのか楽しみです。
最近のアイドルブームの中に埋もれて終わるのか、
サブカル好きのアイドル風アーティストで終わるのか、
同世代の女性にも、それなりに音楽聴いてる音楽ファンにも支持されるか。。。

個人的にはサブカル村のスターで終わらないでほしいと思う。