現代のポップミュージックには元ネタがある。 ビートルズもオアシスも、はっぴいえんども山下達郎もフリッパーズもキリンジも、様々な音楽から影響を受けています。みんな音楽を聴いて音楽を創ってるから当たり前ですね。アーティストが元ネタにするくらいなので、きっとその曲も名曲のはず! もしかしたら、逆に元々自分の知ってる曲が、他のアーティストが参考にしていたという発見もあるかもしれません。いずれにせよ、このブログを通じて新しい音楽を知るきっかけを作る事が出来ればさいわいです。
たびたび、問題になるパクリ問題。。。
パクリとパロディ、オマージュ・リスペクトの違いって何だろう・・・。
分かりやすい説明のコピペをネット上で見かけたのでこちらでもコピペで紹介します。
■オマージュ:尊敬の意を込めた使用。
何かしらの効果を生み出そうとした引用だと、聞き手が感じ取れる
■パロディ:笑いの意を込めた使用。
引用によって「笑い」を生み出そうとしているのが聞き手が感じ取れる
■パクリ:利己の意を込めた使用。
引用している、それだけ。
【作者側】
元ネタを消化して自作に昇華させる→ オマージュ
元ネタを確信犯的に用いる→ パロディ
元ネタの劣化コピー→ パクリ・盗作
元ネタがバレても困らないのが、オマージュ・リスペクト
元ネタがバレないと困るのが、パロディ
元ネタがバレると困るのが、パクリ
【音楽ファン】
元ネタが分かると嬉しいのが、オマージュ・リスペクト
元ネタが分かると笑えるのが、パロディ
元ネタが分かると腹立つのが、パクリ
どういう意図で元ネタにししているのか、そしてそれがその作品を聞いた人に伝わっているかどうかが重要になりそうですね。
1、その曲が大好きで愛情をもって意識的に引用した
2、HIP-HOPのサンプリング感覚で引用した
3、無意識のうちに借りちゃった
4、本当の偶然に同じフレーズが生まれた
5、アイデアだけを拝借したつもり
6、売れそうなのでパクった(商業主義のくそったれ)
7、才能がないから人のふんどしを借りた
個人的には、引用でもパクリでも咀嚼でもサンプリングでもオマージュでも、パロディでも、元ネタの曲と同等かそれ以上の名曲になってれば問題ないと思います。たまに、自分の好きな曲の元ネタを知ってしまい「(好きだった曲の)魔法がとけてがっかりした」というナイーブな反応をする人がいますが、そんな時は「今度は元ネタの曲の魔法にかかったんだよ」とか無責任なことを言ったり、「音楽の魔法ってそんな簡単にとけないよ~」と笑い飛ばしたりするようにしています。
最後に、本当か嘘か、アーティスト達の引用についての発言です。
ポール・マッカートニー
「ぼくらは街いちばんの盗人だったのさ。盗作の天才だな。」
「大好きで熱中しているものを真似するところから始めるのは、いいことだよ。」
ジョン・レノン
「僕らの曲をオリジナルだなんていわないでくれ、あれは全部パクリだよ!」
小山田圭吾(フリッパーズ・ギター)
「たまたまギターを弾けるリスナーだったので、好きな曲をギターで弾いてみるということはやってた。で、この曲のこの部分とあの部分をつなげると格好いいって思って、実際に曲を作ったりもした。だから僕らの曲にはパクリが多い(笑)。」
「僕らはパクリをやっているということを公言したい。よくいるでしょう? 日本の若いミュージシャンの中に、自分たちの音楽は前例のない全くのオリジナルだって言うやつが。ああいう発言って信じられない」
(1989年デビュー当初の発言)